先日、同僚の40代未婚女性とランチに行きました。

最初に言っておくと、彼女のことは好きです。
価値観は違うと思うし、仕事のしかたも違うけど、人として好きです。

久しぶりにゆっくり、いろんな話をしました。
主に仕事や会社の話。

そして彼女は、いろいろな言い方で、
私に言いたかったことを伝えていました。

それは、

『仕事と子育て、一体どっちをやりたいのか、
はっきりしたら?』



真面目で几帳面で完璧主義の彼女は、
時間をかけて丁寧に仕事をしています。

クライアントからの評価も高いです。

一方私は、定時で退社し、効率重視で仕事をせざるを得ません。
子供がいなかったら、彼女ほどでないにしても、
もう少し時間をかけて仕事します。

子供が体調を崩したら急に休むし、
子供を理由に定時以降のミーティングは断ります。

かといって、担当する仕事が彼女より少ないわけではありませんが、

私が子供を優先することで、自分たちにしわ寄せがきている、

と感じているんだな、と思いました。


だから、【仕事】からは半分リタイアしたら?ということのようでした。
いわゆる【マミートラック】に行けば?と。


私も子供を持つ前は、そんな風に考えたこともあったので
彼女の気持ちはわかるし、申し訳ないと思いました。


でも同時に、今だからわかる、

【日本の息苦しさの原因】
みたいなものが、
見えた気がしました。


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唐突ですが、覚えていますか?



2004年、イラクで日本人が拉致されました。

人質となってしまった日本人は、外務省が渡航禁止としていた国へ
自ら入国した結果、現地の武装集団に拉致されました。

当時の小泉首相と政府は、救出に全力を尽くすと言いつつも、
その拉致された日本人の行動を非難し、
【自己責任】と切り捨てた面もありました。



リスクがあることを認識したうえで、
それでも行動に移した人は、【自己責任】。
だから助ける必要はないし、
不利益を甘んじて受けるべきである。


この日本人拉致事件以来、特にこの【自己責任論】が
市民権を得たような気がしています。


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photo by peclat


仕事のキャリアを断絶させて、
出産~育児という【リスク】をとることを
あえて自分で選択したなら、【自己責任】
権利を主張するなんて言語道断。

不利益も【自己責任】だから仕方ない。



同僚女性をはじめ、
大きなリスクをとって、社会的少数派に属したことのない人は、
リスクを取った人は【自己責任】と切り捨てる。

切り捨てられる側も、『たしかに【自己責任】かも・・・』と
納得してしまう。

そして一度道を外れると、そう簡単には本道には戻れない。


いま日本は、そんな世知辛い、やり直しのきかない社会、
なんじゃないかな、と思いました。


数年前に読んだ↓の本の内容が、今になって腹落ちしました。




いろんな働き方、いろんな生き方、
いろんなスタイル、そしてやり直しを許容する
柔軟な心を持っている人もたくさんいると思います。

それでもやっぱりまだ、
【自己責任】の【重い足かせ】を引きずって歩いている人は、
たくさんいると感じます。



子供を持った人
離婚してシングルマザーになった人
正規社員にならなかった人
新卒で入った会社をすぐに辞めてしまった人
結婚して専業主婦になったけど、また働きたい人



【自己責任】と他人事にするのではなく、

『あら、大変ね~』と気軽に手を差し伸べるような空気が、
社会に充満したら、
【足かせ】はただの【多様性】になるんじゃなかろうか。


私だってもっと、誰かを助けてあげることも、できるはず。


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長文、失礼しやした。